TOKYO TODAY

東京でのお気に入り

相馬製菓

子どもを幼稚園に送っていく途中。世田谷区の桜にある朝早くから開いている和菓子屋さんがいつも気になっていた。

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店頭には、こんな懐かしい雰囲気の幟が立っている。それで、一度買ってみたのですが、それはもう美味しくって以来、密かにファンになっているのがこの「相馬製菓」さん。

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これこそ「買い支えたい」と思うお店だなー。地元の財産でしょう。近所の人、和菓子はここですよ!

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昨日は、やっぱり柏餅。さすがに近所の人がたくさん買いにきてた。柔らかくって美味しい。また、行こうっと。

味の素スタジアム

やっぱり「味の素スタジアム」も東京でのお気に入りの場所だなー。FC東京のSOCIOになってもう7年。週末、ここにくるのが相も変わらず楽しみです。

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味スタの利点のひとつは立地でしょう。京王線の飛田給駅から歩いて5分。こんなに駅からのアクセスのいいスタジアムは、全国的に見ても珍しい。

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途中にある共進倉庫の壁には、FC東京の選手の写真が掲げられている。最近、ご覧の森重に変わった。

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最近、フードコートを設営したり、こんなフワフワドロンパを作ったりと集客にも力を入れている。子どもも、今では必ず付いて来たがる。

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陸上競技場を兼ねているスタジアムの中では見やすいほうだと思う。空がスカッと抜けてる感じが好き。

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非日常感がいいんだよなー。とにかく選手が頑張って走る姿が好き。すっかり走らなくなった僕たちだからこそ「走れ〜!」と言いたくなるというか(笑)。

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方々で言ってますが、Jリーグ観戦というのは、とてもいい趣味。僕が加入しているSOCIOという年間チケットは25000円くらい。大人の趣味としてはとても安い。あと家族で行けるし、アウェイ遠征は日本全国を訪れるきっかけにもなるし、チームが好きになるとその土地も好きになる。もっともっと多くの人がJリーグを好きになるといいのになと思っています。「その街のフットボールを愛すればいい」って誰の言葉だが忘れたけど、けだし名言だと思うのです!

WEST END

長年、渋谷にあった名Barが昨年から三軒茶屋に引っ越して営業されています。それが「WEST END」

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バーテンダーは前田さん。長い間、お酒の仕事をされているだけあって、誰に対しても物腰柔らかく、かつお酒の知識も実に豊富。あと、つまみも美味しいのです。

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これは、この日のお通し「ごぼうソースのステーキ」だったかな。ポテトサラダとかコンビーフらっきょとか、ちょっとした一品が美味しい。

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オーセンティックバーにはメニューがないところが多いし、僕も普段はメニューは見ません。でも、ここに来るとメニューを眺めて「名前だけは知ってるけど……」というカクテルを前田さんと相談しながらオーダーするのが楽しみ。

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この日はこれ「ホーセズネック」。ご覧のようにレモンの皮を細く切って回し入れ最後に馬の首のように引っ掛けて飲むスタイル。中身はブランデーとジンジャーエールです。「このレモンがあると味が全然違うんですよ。潰さずに皮を入れるだけなのに」と前田さんが言うように、レモンの芳香のなか飲む感じがしてすごく爽やかな。レモンピールの強いやつって感じでしょうかね。面白いし美味しいとてもいいカクテル。こんな感じで、僕にとってはいろんなお酒、特に昔からあるカクテルを愉しみたくなるお店なのです。

伊勢藤

東京の文化財ともいうべき居酒屋が神楽坂にあります。それがこの「伊勢藤」

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とにかくいろいろ決まり事が多いお店です。まずそれらを列記すると、酒は「白鷹」のみ。焼酎、ワインはもちろんビールもない。席に着くと「お燗にしますか?」とだけ問われて、肴は一汁三菜が勝手に出てくる。店の中央には囲炉裏があって、ご主人がお燗番をされている。この燗が絶妙なのです。たまに「冷や」を頼む人がいるけど、やっぱり燗をおすすめしたい。じゃないとここに来る意味がないと思う。

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それで、これが大事なのですが、基本的に「私語禁止」です。みんな黙って飲んでいる。もちろん小声で話す分には問題ないのだけれど、ちょっと声が大きくなるとご主人から注意されます。「なんで?」と憤慨する人は、行かないほうがいいです。でも、この静寂の空間で、燗酒を飲み、一汁三菜を肴に、時代が刻まれた机とか壁とかを見ながら飲むのが、なんとも心地よいのです。他では決して味わえない妙味なのです。これが心地よさそうだなと思う人だけ行ってください。

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この先の店内を撮影する気は到底ないので外観だけ。そういえばクーラーもない。その代わり団扇を貸してくれる。それで扇ぎながら真夏でも燗酒を飲むのです。そういう店なのです。一人で行く勇気はなかなか湧かないでしょうが、興味あって愛好者がいればぜひ行ってみてください。唯一無二の貴重性がここにあります。あ、値段は決して高くない。お酒二合と勝手に出てくる一汁三菜だけなら三千円もしません。

渋谷の空

こないだ何気なく渋谷でカメラを構えたらこんな写真が撮れた。

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なんかきれい。渋谷の空をきれいと思うことってあまりないけど、きれいだ。アングルなんだろうなー。カメラを持ってから空を見上げたり、路面に目を向けることが多くなった。これって、何気ないことのように思えるけど、すごいこと。もっと普段の街をよく見ておこう。

さつまや

渋谷の駅からホントすぐ。ガード下にある薩摩料理の店

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敬愛するイラストレーターの大先輩から教えていただいたお店。東京でいい店に巡り会う最大のコツは、いいお店を知っている人に可愛がってもらうことだと思うなー。

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この鰹の腹身がサイコーに旨い!東京の居酒屋の肴でも屈指の味だと思う。

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さつま揚げも外せないよね。

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こういった肴が実に焼酎にあう。焼酎はお燗してもらったのを、こういった「黒ジョカ」で飲みます。普段、焼酎ってあまり飲まないし、いろんな肴にあうとも思わない。でも、ここのお料理には焼酎がとてもあう。渋谷って若者の街と思われがちだけど、こういった決して派手じゃないけれどいいお店がけっこうあって、いい大人の方たちがお酒を楽しんでいるのです。

STUDY

世田谷線の「松陰神社前」駅からスグにあるカフェ「STUDY」。現在、居間のように読書や原稿書きに使っている大切なお店。

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カフェオレ。ソーサーがないこのスタイルが僕は好き。飲みやすいよね。場所取らないし。

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最近、ここに本を読みに行こうとすると息子も付いてくる。ここだと熱心に本読むんだよね。

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ママに内緒で「アフォガード」。アイスクリームにエスプレッソをかけて食べるデザートですが、僕も息子も好き。いろんな店で食べたけど、けっこうこれは各店で個性が出る。これからの季節にいいねー。

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フードもドリンクも雰囲気も働いている人も、心地よいところ。東京は家賃も高いし部屋も狭いけど、こういった店を自分の部屋の延長と考えればいいんだと思うな。街が丸ごと自分の部屋。東京に住むにあたって、そういう意識を持つといろいろポジティブに捉えられる気がするのです。